農業のことなど、全く判らない俺でも、この国の
農業政策には、ある種の矛盾を感じるときがある。
さて、一頃、狂ったようにマスコミが報道していた
「汚染米」にしても、稲作が行われているのに
どういう経緯があったのか?いつのころから
わざわざ、外国から「米」を輸入して、尚かつ
二束三文の汚染米を「国」が購入し、商社等に
払い下げていたという事実を知らされたとき
驚くよりも、呆れた。
そして、収穫された農作物が、一般庶民の食卓に
上がるまでの過程など、さしたる興味も、知識も
ないが、国策、時には、大票田として、その時々の
政治的な道具にされてきたのが、この国の農業。
その、いままのツケが、耕作地の荒廃や、自給率の
低下などであり、気まぐれなマスコミが、その時に
報道しても、その時は、一過性の関心を呼んでも
結局は何も変わらない。
我々は何も知らないで、飯を食うだけでいいのかと
云えば・・・・・
そうかといって、都市部と山間部との交流(オーナー
水田?)にしても、それはあくまでも都市部に住む
人向けの農業体験に過ぎないわけで。
契約した水田の管理は、素人には無理であり、結局は
農業のプロの人に委託するだけ。
確かに、後継者問題や、地方圏の耕作地を取り巻く
あらゆる(経済的)環境変化が起こっているにしても
この国の政治家や、農業関係の役所が、真剣に国内
農業の行く末を、考えているとは思えない。
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