日曜日の午後、とある地方の、とある避暑地で
野生熊捕獲が決行された。
この時期に、冬眠もせず、人里まで姿を見せる
こと自体、すでに異常なこと。

そして、野生の熊が、山奥でなく、突然人家に
近づき、人を襲うことが「驚きのニュース」で
なくなっている現実。

そういえば、数年前に水害の被害にあった地域で
植林をして、山林の機能を復活させる試みが
なされたらしい・・・

だが・・・

地元の人が、二度と悲劇を繰り返さないために
行った植林も、数ヶ月後、野生の動物(鹿)に
若芽を食べ尽くされてしまったとか。

恐らく、防災にばかり目がいき、その場所にいる
野生の動物の生態調査まで、気が回らなかった
だろうと思われる。

その後、鹿の食害にあった(植林)場所には
再度、植林がされたらしい。
植林すれば、後は知らないでは、何の意味もない。

植林の目的が、防災であり、森林の機能回復で
あり、最終的目的が、人の生命、財産を守るため
の植林をしても、その場所に住む野生の動物のこと
を考えたうえで、防災計画を立てないと、計画の
成就などありえない。

さて、野生の動物との衝突によって、死傷者の
発生を知らせる報道がなされる度にドングリや
栗など、動物の食料になるモノを植えればいい
と考えるが、彼らの生態が、仮に、そうした情報を
共有出来たとしても、それらを植林して、一体
何年後に成果が得られるのか?

俺たちは、あまりにも、自然保護、動物との共存に
関して、無関心で、無知だった。
そのツケがいま・・。


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