逆流の牙

2008年12月18日 日常
地方において、雇用の創出を生み出すためには
その場所に「働く場所」「雇用の機会」を作ら
ねばならない。

もし、工場などの誘致が出来れば、地元の人間で
あろうと、派遣契約の人間であろうと、その地に
金が落ちる。

生活のため、仕事のために、地元に金が落ちれば
巡り巡ってその地の「地方自治体」にも税金と
いう形で、入ってくる。

企業の工場というモノが、出来れば、人が集まり
モノが集まる。衣食住あらゆるモノに、それが
関連し始めると、順調に事が進む・・・が。


だけど、世の中の流れが、良い方向、景気の良い頃
であれば、全て良いことになることも、一旦予期せぬ
事態が起こると、人が去り、モノが消え金の流れが
逆流する。

せっかく、苦労して企業を誘致した(出来たのに)
地方自治体の誘致運動も、時には、仇となる場合も。

そうした逆流が、一斉に起こったときに、国が出来
ること、地方自治体が出来ることは、何か?
どうすればいいのか?など、我が世の春を満喫し、
工場の存在に依存していると、「対策」を講じる
ことが遅くなる。

経済が順調なときには忘れていた「緊急事態」に
なったときの想定を怠ったツケが、今になって
牙をむく。

人手が欲しいときだけ、募集し、いらなくなったから
切り捨て。
工場の存在が、企業にとって、不要となれば閉鎖
される。そうした企業の意志決定は、素早い。
対する国、地方自治体の行動は余りにも遅い。

互いの足の引っ張り合いが、国の経済、地方自治体の
地域経済に、悪影響を及ぼす。彼ら議員は、有権者の
支持が得られると思っているようだが・・・さてさて。



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