薪ストーブ

2009年3月18日 日常

最近のニュース番組(地元のローカルニュース)を
見ていると、林業関係の話題が増えているような
気がする。

去年の化石燃料の高騰により、代替え燃料として
「蒔ストーブ」に関心が集まり、荒廃した山林の
再生のヒントとして、(売り物にならない)捨て
られた材木に、注目が集まっている。

当然、生木では「薪用」としては、適さないので
一定期間の乾燥を要するが、林業において売り物
としての基準に満たさない材木は、今まで捨てられて
いたらしい・・・

だが、一時期の異常なまでの高騰が収まったとはいえ
荒れるがままになっていた山林の活用という意味で
かすかな「光」が見えてきた。(と思いたい)

今まで、赤字体質で、国産の木材=コスト高で
商売にならない業種において、県内林業の保護という
「名目」で導入された「森林税」とやらの真価が
問われはじめている。

電気があり、ガスがあり、それらの燃料の影になり
今まで、全く見向きもされなかった薪ストーブへの
注目によって、今度は、導入時のコストとか
メリット、デメリット等のシビアな問題も当然
出てくる。

注目を集めることになった燃料高騰にしても
遙々産油国から、タンカーによって運ばれている
現状を考えれば、「多少の」高騰は納得できる。

だが、今の今まで、林業の再生という意味で
積極的な提言がされてこなかったことは
国内林業の衰退=山林の荒廃を招くことになり
それが、山林に生息する野生動物の生態系にも
影響を及ぼすのだから・・・

本来であれば、林野庁という組織の存在もまた
注目されるべき・・でも・・。
自然保護もまた、裏を返せば、植林と伐採の
繰り返しの中で、培われていくモノ。
そのどちらのバランスが崩れたとき、自然保護
なんていう「ロマン」なんて、忘れられてしまう
のも致し方ないことかも知れない。

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