外国人労働者と田舎町。
2009年3月25日 日常景気が良かった頃、慢性的な人不足を解消するため
日本人に混じって、多くの外国人労働者が雇用され
それに乗するかのように、合法、非合法の外国籍の
男女が、田舎町でも見かけることがあった。
いまでも、その名残をみることはあるが、以前の程では
ではない。立場の弱い労働者から、解雇されるのだから
当然、彼らの就労の機会も減って、現在では日本人の
(正社員)雇用確保が、厳しい状況。
そんな、今昔物語を思い出すこともある。
だが、何も工場勤務だけが就労でないと考えたとき
一頃、長野県の一部地域の地名が外国人(女性)の不法
就労の有名どころであることを知ったとき、俺は正直
衝撃を覚えた。
その場所は、定期的に入管の「がさ入れ」が行われ
当時、何人もの不法就労の外国人が検挙されていた。
もちろん、そうした場所へ外国籍の女性を斡旋する
「ブローカー」の暗躍も、囁かれていた。
でも・・・結局は、下っ端の検挙止まり。
そして、目を反らしがちな現実がある反面
高原野菜の人手不足に、一定の効果を見せた雇用もあった。
でも・・・過酷な労働、賃金の問題、雇用主とのトラブル。
安易に労働力を求めた結果、色々なものを生み出す現実。
当然、それは人間が欲望を満たすために作り出したシステム。
俺たちの知り得る情報は、ほんの僅かなもの。ごく一部。
彼らとは分かり合える日も来るだろうが、同情すべきところも
我々が反省すべき事もある。
だが、法は守るものであり、違法なことは見過ごすことは
出来ないが・・・だれもそれを、彼らに対して(面と向かって)
言えるほど勇気を持っていない。それもまた現実。
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