道路と観光。

2009年6月5日 日常
長野新幹線が開通したことにより、在来線も
長野~篠ノ井間は、JRの路線とし
その他の~軽井沢間は、第三セクターへと
譲渡されたが・・・

JRから第三セクターへ変わったとたん

それまで有って当然だったキヨスクが撤退し
非常に閑散とし、寂しくなった風景は何とも
言えないものを感じた。

あの、新幹線開通前の活気は何処へやら・・・。

とある市は、真っ先に、金融機関の支店が撤退
その後を追うかのように、某百貨店が撤退・・。
民間の大企業の判断(決断)は早い。
その地域の集客力が望めないと決断したら、その
行動は早い。
それら民間企業の行動は、核となる大型店舗の撤退と
ともに、地元経済に深刻な影響を及ぼす。

今になって考えられる某大型店舗撤退の要因は交通
手段の変化によって、その地域への人の流れが変わり
企業側が不採算店舗閉鎖と決断したらしい・・。

バイパス道路開通、道路の拡張などでも、人、モノの
流れを変える。

人の流れ、モノの流れ・・流れを読むか、流れを作り
都市計画をする。周辺の地域で、そうした関連の話
実例を見ているので、たかが道路などとは思えない。

一つの流れが変わり、交通の要所でなくなった
地域は、徐々に活力が失われていく。
そうならないためにも、常に時の政治(霞ヶ関など)
に対して、働きかけをして、その地域の
存在感を誇示することが必要かと思う。
何もせずに、地域が発展する等と思っていると
他の地域との競合から脱落し、埋没してしまう。

その歴史を観光事業として、成功させようとすれば
人を呼び込まないと行けない。人が来るには・・・
道路整備が必要となり、観光客が地元で金を落とす
ような土産屋、宿泊施設の充実など、ただ現状の
ままで構わないといってられない。

では、観光客が使う大型バス、新幹線、タクシーなど
それらの移動手段の充実もまた必要となり、仮に
自家用車で、観光地に来た場合などは、駐車場や案内
標識の充実も求められるわけで・・・・。

もともと、地域的に(歴史的に見て)観光資源など皆無
な場所柄であれば、諦めも付くのだが、歴史があって
全国的な知名度があっても、その場所に出向いて、観光
しようと思える場所作り(環境作り)は、官民一体になって
取り組まないと、駄目なんだなと思う。今日この頃。


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